多彩模様塗料で外壁を美しく！種類・メリット・デメリットを徹底解説

外壁塗装で、単調な仕上がりではなく、個性的で美しい外壁を実現したいと思っていませんか。
今回は、そんな願いを叶えることができる「多彩模様塗料」について、その魅力と選び方のポイントを徹底解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

□多彩模様塗料とは？

多彩模様塗料は、外壁塗装に用いられる特殊な塗料です。
一般的な単色塗料とは異なり、2色以上の液状、もしくはゲル状になった色の塗料と、4色から5色、6色などの細かい色がついたチップが混ざっているのが特徴です。

1:多彩模様塗料で実現する、美しい外壁

多彩模様塗料を使用することで、まるで天然石材を使用したかのようなナチュラルな風合いを持つ外壁を実現できます。
その見た目は本物の石や岩を想起させるほどで、高級感と自然な美しさを兼ね備えています。
また、チップによる凹凸が一度の塗装で実現できるため、優れたデザインを低コストで実現させることができます。

2:多彩模様塗料の種類

多彩模様塗料には、様々な種類があります。
代表的な種類としては、以下のようなものがあります。

・マーブル
・ペグマタイト
・グラニュライト
・ボーキサイト
・ダイオライト
・シーナイト
・トラカイト
・アイアンストーン
・キンバーライト
・ホルンフェルス

3:多彩模様塗料の用途

多彩模様塗料は、サイディング壁を中心に、モルタル壁、コンクリート壁、内装など、幅広い場所に使用されています。
外壁塗装だけでなく、内装のアクセントとしても使用することができます。

□多彩模様塗料のメリットとデメリット

＊多彩模様塗料のメリット

・デザイン性の高さ

多彩模様塗料の最大の特徴は、デザイン性の高さです。
一般的な単色の塗料では、既存の外壁を塗り潰してしまうため、ベタっとした印象になったり、サイディングの意匠性を活かすことができません。

しかし、多彩模様塗料は塗料に含まれる粒によって、天然石を思わせるほどの自然な凹凸感を再現することが可能です。
また、複数の色を組み合わせて好みの配色を楽しむこともできるので、周囲の住宅と差をつけたいといった方にはピッタリの塗料といえます。

・クリヤー塗装ができない場合でも使用できる

一般的にサイディングのデザインをそのまま残したいときは、透明な塗料を使用するクリヤー塗装を行いますが、クリヤー塗装は既存のデザインだけでなく、汚れやひび割れなども透けて見えてしまうため、築10年以上で外壁の劣化が進んでいる場合には行えません。
劣化が進行している場合は、単色で塗り潰す方法で塗装するのが基本です。

しかし、多彩模様塗料を使用することで、サイディングのデザイン性を損なわずに塗装ができます。
クリヤー塗装ではないので既存の模様は消えてしまいますが、元のデザインに近い模様を再現したり、さらに意匠性の高い外壁に仕上げることが可能です。

・耐久性に優れている

多彩模様塗料は、耐久性に優れている商品が多いです。
耐用年数は商品によっても異なりますが、15年から最長で20年持つものもあります。
フッ素塗料と同等の耐久性を兼ね備えている商品もあり、長期にわたって高級感溢れる綺麗な外壁を維持できます。

＊多彩模様塗料のデメリット

・職人の腕によって仕上がりが左右される

多彩模様塗料は、通常の塗装工程とは異なる作業を行うため、高い技術力が必要です。
また、商品によっては吹き付け工法で塗装するものもあり、経験が不足している職人では、仕上がりにムラができてしまう可能性もあります。

多彩模様塗料の使用を検討している方は、会社が多彩模様塗料を取り扱っているか、どのくらいの施工経験があるのかを確認しおくようにしましょう。

□まとめ

多彩模様塗料は、天然石のような自然な凹凸と、複数の色を組み合わせた美しいデザインを実現できる特殊な塗料です。
デザイン性の高さ、耐久性に優れているなど、魅力的なメリットがある一方、職人の腕によって仕上がりが左右されるといったデメリットも存在します。

多彩模様塗料を選ぶ際には、それぞれの商品の特徴やメリット、デメリットを比較検討し、自分のニーズに合った塗料を選ぶことが重要です。

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