ウレタン防水のメッシュ工法とは?気になる施工手順をご紹介!
安心して暮らせる住宅にするために欠かせないのが、住宅の防水機能を高めることです。
防水機能を高めるためには、屋上やベランダの防水工事が重要。
そんな防水工事における最適解ともいわれているのが、ウレタン防水メッシュ工法です。
この記事では、防水工事の方法であるウレタン防水メッシュ工法の基本知識、メリットとデメリットについて解説します。
□ウレタン防水メッシュ工法の基本知識!
防水工事と聞いて、水回りの工事を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、このウレタン防水メッシュ工法を活用する防水工事は、水回りではなく、住宅の外側であるベランダや屋上に施すものです。
ウレタン防水メッシュ工法とは、液体状のウレタン樹脂を用いて形成されるシームレスな防水層に対して、メッシュシートを組み合わせて強度と耐久性を高めた工法のことを指します。
ウレタン防水メッシュ工法は、屋上やベランダといった外部空間の防水に広く採用されている工法です。
防水工事において、ウレタン防水メッシュ工法が選ばれている理由には、以下の3つの特徴が挙げられます。
1:高い柔軟性
ウレタン樹脂は、あらゆる形状に適応できる高い柔軟性を持っています。
このため、複雑な形状や細かい隙間もしっかりとカバーすることが可能となり、水漏れのリスクを大幅に減少させられます。
2:耐久性の向上
ウレタン防水メッシュ工法は、間にメッシュシートを挟み込むことで、防水層自体の耐久性を向上できます。
特に、地震などの外部からの衝撃に対して、防水層が破損しにくい点は特徴的です。
3:適用範囲の広さ
ウレタン防水メッシュ工法では、さまざまな下地に対応可能であり、既存の防水層の上からの施工も可能です。
これにより、リフォーム時のコストを抑えつつ、信頼性の高い防水が実現できます。
□ウレタン防水メッシュ工法の実践的施工手順
防水工事の施工手順を知っておくことは、安心して工事を行う上で重要です。
では、実際にウレタン防水メッシュ工法で施工を行う際にはどのような手順で行われるのでしょうか。
1:下地処理
最初に、高圧洗浄を用いて下地の汚れやホコリを徹底的に除去します。
この段階での丁寧な作業が、全体の仕上がりと防水性能の向上に直結します。
2:補修作業
次に、下地の劣化や損傷が見られる場合には、補修作業を行います。
この作業を怠ると、防水層の寿命が短くなったり、施工後に問題が生じる原因となってしまいます。
ウレタン樹脂を塗布するよりも前に、補修を行い、その後の作業に影響がでないようにします。
3:プライマーの塗布
続いて、プライマーを全面に塗ることで、メッシュシートとウレタン樹脂の密着性を高められます。
プライマーを塗布することで、防水層の剥がれを防ぎ、長期間の耐久性を確保します。
4:メッシュシートを張る
ウレタン樹脂を塗布する前に、メッシュシートを張ります。
メッシュシートを張ることで、防水層に強度をもたらし、均一な厚みのウレタン層を形成する土台を作ります。
5:ウレタン樹脂の塗布
そして、ウレタン樹脂を2度塗りし、充分な防水層を形成します。
この際、均一な厚みを保つことが重要です。
防水効果を十分に得るためには、一定の厚みが必要になることから、2度塗りが欠かせません。
6:トップコートの塗布
最後にトップコートを施し、防水層を美しく仕上げるとともに、紫外線や物理的損傷から保護します。
メンテナンスとして定期的に、トップコートを塗り直すことで、防水層の寿命を延ばすことにも繋がりますよ。
□まとめ
ウレタン防水メッシュ工法は、耐久性と施工の柔軟性から、屋上やベランダの防水工事において最適ともいえる選択肢です。
どのような手順で施工されるのか、特徴と合わせて理解しておくことで、防水工事を検討する際の判断基準として活かしていただければ幸いです。
当社では、リフォーム工事はすべて自社の職人スタッフで施工を行うため、中間マージンが発生しません。
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